ハバロフスクへ
この日は朝早めの便でハバロフスクに行き、半日観光してシベリア鉄道でまたハバロフスクからウラジオストクに帰ってくる予定。
昨日あらかじめ持って行く用の荷物と置いていくスーツケースを分けておいたので、5時半に起きて、チェックアウトし、大きなスーツケースを預け、6時に予約していたタクシーに乗り込む。
これもトヨタの日本車で、タクシーの運転手は女の人だった。
ホテルまでは通常1時間くらいだけど、早朝なので45分くらいで着くと受け付けの人に言われていたけど、本当にそれくらいだった。
空港
空港に入るために簡単なセキュリティチェックがあり、チェックが終わった後にハバロフスク行きの国内線のチェックインカウンターに並んだ。
結構小さい子がいたんだけど、みんなめちゃくちゃかわいくて、控えめに言ってもラファエロの描く天使みたいだった。
ラウンジ
チェックインとセキュリティチェックのあと、ラウンジに行くと、成田のラウンジよりも豪華な雰囲気だった。
サーモンと白身の魚の薫製とフルーツ、あとペットボトルの水とジュースを貰ってきた。
薫製のサーモンが、すごく美味しくてびっくりした。
結構固めなんだけども、良い感じにねっとりしていて、ふたりで大はまり。
もっと食べたいと思ったけど、おかわりしようとしたらサーモンが無くなってて残念だった。
ペットボトルの水は、ハバロフスクでの滞在用に、もう2本貰っておいて、ラウンジを出た。
ハバロフスク着
ハバロフスクまでは飛行機で1時間ちょっとで着いた。
ハバロフスクはウラジオストクより天候が悪かったこともあってかなり寒かった。
ウラジオストクでの服装にプラスしてウインドブレーカーを着てちょうどよい感じ。
インフォメーションの人にバス乗り場を聞こうと思ったけど、英語しゃべれないらしくて困った顔をされた。
Wi-Fiをつなぎ、グーグルマップで駅までの道順を検索すると、空港から少し離れたところに駅の近くまで行くトロリーバスがあるようだった。
「タクシー?タクシー?」と声をかけられまくるが振り切り、少し離れたトロリーバス乗り場へ。
少しと行っても、10分くらいは歩いた気がする。
なぜ空港の前に乗り場を作らないのか、ほんと謎。
市内行きトロリーバス
トロリーバスに乗ると、前の方からおじいちゃんがやってきて、バス代を徴収に来た。23ルーブルくらいだった。
お金を払うと、チケットをくれる。
ハバロフスクのバスやトラムはすべてワンマンではなく、徴収する人がいるスタイルで値段はだいたい22〜25ルーブルだった。
シベリア鉄道で荷物預け
駅に着いたらまずは有人の荷物預けでシベリア鉄道に持ち込む荷物を預かって貰った。パスポートと鉄道チケットを見せて、140ルーブルで、荷物札を貰った。
鉄道チケットは、モスクワ時間で書かれているので、チケットには14:10書かれているけど、ハバロフスクでは21:10よ、みたいなことを言われた。
市場へ
お腹も空いていたので、まずは中央市場に行って、何か食べようと言うことになった。
ハバロフスクは行きたいところが街の中で点在してそれぞれに距離があったため、バスとトラムをすごくよく使った(トータル7回・・・、一日乗車券があればいいのに)。
中央市場では食べるところが見つからなくて、どんどんお腹が空いてしまい、困った。
ようやく食べるところが見つかったと思ったら、併設されていたショッピングセンターのフードコートだったので、ドーナツを食べた。
市場には美味しそうなおさなかなどがたくさんあったので、ちょっと残念な気持ちに・・・。
お腹が落ち着いたところで、ゆっくり市場の見学をした。
ハチミツの巣や、イクラ、固まり肉などが豪快に売られていた。
ハチミツの巣がちょっと欲しかったけど、持ち帰るのが大変そうだったので諦めた。
ほかにも毛皮の帽子なども売ってたので欲しかったが、日本で被る機会がなさそうなので諦めた。
もっと落ち着いて見たらおもしろいものがたくさんありそうな市場だった。
お肉!
このエプロン、のちに行く制服屋さんに売ってた
蜂蜜の巣がたんまり。買いたかったなー。
教会見学
次に、教会を2つ続けて行った。
ひとつはタマネギ型の教会で、スパソプレオブラジェンスキー教会。
天候が悪かったせいか、人もおらず、寂しい雰囲気で、中にも入れなかったけど、大きく立派だった。
目の前がアムール川で、天気がよければとてもきれいなんだろうなーと思った。
天気悪いよー。人がいない!
続けて2個目の教会、ウスペンスキー教会に行った。タマネギ型ではなく、青い屋根が特徴的で、かわいい教会だった。
こちらはストールをかぶり、中へ・・・。こじんまりしていて、おばあちゃん2人がずっと掃除をしいていた。
青くて可愛い。
ショッピング
その後、事前に調べておいた、おもちゃ屋さん(バブルガム)、スーパー(ハバロフスクのスーパーはウラジオストクよりも売っている物がかなり多かった)、制服屋・エプロンやタオルなどを売っているお店(コロボック)、などをまわった。
おもちゃ屋さんは、もっとチェブラーシカグッズや、ロシア版クマのプーさんなどのグッズがあるかと思いきや、アメリカのアニメグッズばっかりであてがはずれてしまった・・・。
お店めぐりの合間に、お昼がドーナツ1個だったので、スタローバヤ(セルフ式の食堂)に行き、ボルシチとマッシュポテトとミートボールをふたりでおやつに食べた。
夕ごはん
夕ごはんは、ロシアとウクライナ料理のお店カバチョークに行った。
サーモンとレモン、ウクライナ風ボルシチ、キエフ風チキンのカツレツ、ジャガイモとキノコの炒め物を頼んだ。
鉄道でお腹が空くのはいやだったので、デザートも食べた。
ここのお店、かなり美味しくて、ボルシチは半々食べたんだけど、ひとり1個で良かったなーと思うくらい美味しかった。サーモンとレモンもすごく美味しかったので、シベリア鉄道での夜食用にサーモンを買おう!という話になった。
ボルシチ!ガーリックオイルが別皿で付いてくる
ディルがたんまり乗った、じゃがいもときのこ
キエフ風カツレツ
デザート!
いよいよシベリア鉄道!
ごはんを終えて、鉄道に持ち込むものを買うために駅近くのスーパーへ。
ピロシキ、サーモン、ヨーグルトなどを買い、駅に向かった。
まず預けてた荷物を引き取り、待合室へ。
わくわくそわそわしてたので、21:10出発だけど20:20には駅のホームに向かった。
私たちはシャワーとトイレ付きの一番良い個室を予約していた。
私たちの乗ったオケアン号にはシャワートイレ付き個室・1等(2人部屋)・2等(4人部屋)があり、個室はベッド1つとサブベッド1つで2人利用可能なんだけど、部屋あたりの値段になるため、1等を2人分予約するよりも、個室のほうが安くて豪華!
ホームでたばこを吸ってた食堂室のおばさんらしき人にチケット見せたところ、あっち!と指さしてくれた。
私たちの車両は一番前で、18号車。(でもトータル10車両、私たちのあとの車両は1〜9号車で、そのうちひとつは食堂車)
ホームに着いて写真を撮ったりしていたら、すぐに私たちの車両を担当している金髪の女性が降りてきて、乗り込めるようになった。
私はこの人と記念撮影したかったので最後に並んだ。
「フォトOK?」と聞くと「まじか」みたいな顔をしたけど、一緒に写ってくれた。
個室には「ルーム1 座席1・2」のようにロシア語で書かれてて、チケットには座席番号しか書かれていなかったのでよくわからなかったが、茶色の髪の女性に聞いたら部屋を教えてくれた。
シベリア鉄道は車両ごとに2人の職員が担当するらしいのだけど、私たちの車両は金髪の女性と茶色の髪の女性が担当してくれるようだった。
部屋についたら、安心したのものあり、はしゃいで部屋の中を見まくった。
いろんなところに収納があり、すごくよく考えられていた。
トイレの中にシャワーがあるけど、トイレが濡れないようにカーテンがあったり、色々工夫されてた。
しばらくして茶色の髪の女性が来て、朝ごはんのことを聞かれた。
別料金だと思ってたので、どうしようと思って、とりあえずオムレツとブリヌイをお願いしたが、ハムは?チーズは?ポテトは?など色々聞かれてこわくなり、「にぇっと(いいえ)」をめちゃくちゃ繰り返したら、茶色の人に不思議そうな顔をされた。
あとで、「そういえば朝食付きだったかも!」と思い、後悔する。
そのあとでおみやげを見せてくれた。
本当は、ハバロフスクかウラジオストクのマグネットが欲しかったけど、売り切れで、鉄道のキーリングも売り切れで残念だった。
でも何か欲しい!と思い、シベリア鉄道のUSBを買った。
部屋の写真を撮ったあとで荷物の整理をし、落ち着いてからほかの車両の探検にいった。
食堂車に行くと、いきなり席に通されそうになったが、食堂車で食べる予定はしていなかったので、Uターンした。
2等はかなり賑わっていたように感じた。
自分の個室に戻って、スウェットに着替え、軽くシャワーを浴び、買ってきた夜食を食べた。
興奮して寝れるかな!?とか言ってたけど、ベッドと枕がなんならホテルよりも気持ちよくて、私はかなりぐっすり眠れた。
旦那さんは揺れが激しいので地震の夢を何度か見て起きたらしい・・・。
シベリア鉄道は全てモスクワ時間。
現地21:10が14:10になるよー。
可愛い!(朝撮った写真です)
素敵な個室。ソファの背もたれを手前に倒すとベッドになります。
テーブルは横にずらせます。
意外と湯量が豊富なシャワー!
電灯3種類。
読書灯!
付いてきたアメニティー!旦那さんは青、私は赤。
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